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 自然や伝説、癒やしなどをテーマにオリジナル曲を数多く発表し、ブナの森での音楽祭も手がける。

 東日本大震災では、発生翌月から岩手県沿岸南部に入り、その後も陸前高田市で定期的に演奏を続ける。「惨状の中、かける言葉はなくても歌は伝わった。励ましに行ったのに、むしろ被災者に元気づけられた」と振り返る。

 こうした経験から、人や地域を音楽でつなげる活動をしたいと、今月、NPO「MOC」も設立した。

 「私は不器用だから、何かを伝える手段は音楽しかない。言葉では語り尽くせない思いも、音にすれば伝えられる」。大好きなブナの森にいるような「癒やし」を音楽に変え、故郷から発信していきたいと願っている。          (読売新聞記事より抜粋)

音楽で作り出す、地域の価値とコミュニティ

あるまんど山平(ベル・ヴィエントス / リーダー)

NPO法人 MOC(エム・オー・シー) 理事長

ホテルフォレスタ鳥海 応援大使

その他、数多くの地域のイベントにも関わる。

大湯ストーンサークル縄文祭コンサート

 鹿角市にある特別史跡「大湯環状列石」にちなみ、縄文焼き体験ができる「ストーンサークル縄文祭」が開催され、2014年8月30日には、この日のために書き下ろされた新曲が披露された。

 縄文祭は地元の土と炎を用い、縄文時代そのもののやり方で火おこしから始め、土器や勾玉を作ったり、縄文音頭、弓矢づくり、縄文火おこし大会なども行われた。

陸前高田 五百羅漢 500年コンサート

 五百年後の未来に向けて、普門寺の本堂をステージに行われたコンサート。あるまんど山平は震災後、被災地各地で精力的にコンサート活動を実施。

2013年はコンサートのために書き下ろした新曲も発表。現代美術作家の増川寿一の映像作品とあわせて、悠久の音楽と空間を作り出した。

フォレスタ鳥海 応援大使 就任

2013年5月から2014年3月まで、毎月1回のライブ公演を実施。

 2013年にホテルの応援大使に就任。以来、ホテルのPR活動の側面で、毎月1回のロビーコンサートを実施。施設に欠けていたパブリック的な魅力を宿泊客に提供する。ホテルスタッフとの手探りの公演であったが、回を重ねる毎に音楽を通して心が繋がるのをホテルスタッフにも実感できたという。

 観覧は無料にしており、遠方からの宿泊客はもちろん、地域の住民からも好評を得ていた。公演の観覧を目的に都心からの宿泊客もおり、まさに音楽を通して人と人が結びついていくのが具現化された企画イベントであった。

NPO法人 MOC (エム・オー・シー)  設立

まずは人と人とが繋がる事。そこから生まれる楽しい活動と目標達成を音楽の視点から考える

 2014年6月にあるまんど山平を理事長に設立。音楽(M=music)、自然(O=organic)、コミュニケーション(C=communication)の3つのキーワードから活動コンセプトを創出する団体。

 行政主導になりがちなイベントや取り組みを、地域住民が繋がり合う事(コミュニケーション)で、独自の魅力や価値の創出が出来ると考えている。そして地域文化の素晴らしさや、自然(オーガニック)の美しさを、音楽(ミュージック)の視点からブラッシュアップする事を主な活動としている。

 また地域自然の保全活動も考えており、自然の中での体験プログラムも準備が出来次第取り組む予定だ。秋田市の仁別には同法人の活動拠点としての施設を建設中で、釣り堀施設、またコンサート会場やスタジオを作り、自身の音楽活動の発信の場としても利用する考えだ。現在は、整備中で会員の募集も募り、活動を広げていく予定。

 今後は同法人のチームで、秋田県内の各地域で大きなコンサートを実現し、地域の過疎・空洞化や人口減少という問題に取り組みたいと考えている。

かたくり群生の郷” かたくり群生の郷保存会

活性化プロジェクト

300年という月日をかけて守られた“かたくりの花”。現代にもたらしたのは、辰子神話と、活性化へ向けた地域住民の団結でした。

誰もを魅了する、花言葉「初恋」の大群生地は、まさに秘密の花園です。

~仙北市西木町八津・鎌足 かたくり群生地~

かたくりの郷大使

かたくりフェスタ・テーマ曲作詞作曲「初恋」(あるまんど山平)

かたくりは地元では「カタッコ」「カタンコ」と呼ばれるユリ科の多年草。特産の日本一といわれる大きさと味を誇る”西明寺栗”を栽培する栗林に自生しており、その規模は20ヘクタール(東京ドーム4.2個分)にも及びます。

4月中旬から5月上旬にかけて「 かたくり群生の郷」が開園されます。 同園に合わせて実施される「かたくりフェスタ」ではコンサートや企画イベント「初恋人への恋文コンテスト」も開催され、プロジェクトのシンボルとしてテーマ曲も演奏されます。

これほどまでに群生した理由としては、剪定はじめ徹底した肥培管理などしっかりとした栗の木の、手入れによるものです。かたくりが発芽してから開花するまでには約8年かかり、また種子はアリによって運ばれます。このプロジェクトにかかわることができたことは象徴的なことです。

現在までの主なプロジェクト

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